すきま風
僅かばかりの隙間から
吹き込む風が
やけに鋭く頬を刺す
冷気の針が縫い付けるのは
おしゃべりのよく動く唇
自問自答の日々が過ぎ
抜糸の後の初めの言葉
来世でのハンドルネームを考えました
朗らかな顔
ゆったりとした音節の
優しい声色していたよ
清々しいのはうれしいな
これでいいお便りが書けそうです
笑い顔が似合ってる
背筋が少し伸びたみたい
細指の先の爪は
血色よくなりピンク色
読んでもらえたら、うれしいだろうなあ
隙間はピッタリ閉じられて
部屋の中はしんとして
文机だけが置かれてた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます