キャサリン・カーズ男爵令嬢は頑張ったが報われません!
クソゲーの世界に転生してしまった―――――!!
転生しちゃったよ!しかもよりによって超貧乏貴族!!
(しかも!悪役令嬢は主人公を攻略できるかな?に登場していない家系って!どーなっているのよ!!)
前世の記憶を持ったまま生まれ変わった私は現状を知るにつれて愕然とする。
だって~悪役令嬢の寄子が我が家で、しかも寄親に膨大な借金をしている最悪な状態。
転生の代表格と言えばチートなんだけど、恩恵系、能力アップ系、覚醒系など、この世界に生まれて10年何も起こらなかった。
だけどさ~、私は知っている!現代知識もチートだと言う事を!!
10歳になった日から5年間!頑張ったよ!!頑張った!自分で自分を褒めてあげたいぐらい!
(Oh, My Gadー!!その特許が有れば借金なんって直ぐに消えたはずなのに!!ほら見ろ~もともと金持ちのブリュー侯爵家は更にウハウハじゃん!!)
そしてこのブリュー侯爵家こそ悪役令嬢ことナタリー・ブリュー侯爵令嬢の家系だ!
そして最悪な事に借金はまだクリスタル金貨2枚もあるなんって。トホホ…
〈こちらのお金は、小粒銅貨から25枚毎に、小銅貨、銅貨、小銀貨、銀貨、小金貨、金貨、白金貨、クリスタル金貨となる〉
何故借金の形に没落させられないか?だって?
それは、亡きお爺様のおかげ、お爺様が若かった頃、我が家は平民で、王国は帝国と戦争になり、当時のブリュー侯爵家当主を命がけで助けたから、その功績で男爵の爵位を賜った、
そりゃそうだよね!知識が無い平民がいきなり貴族になり領地運営なんってできないよね!しかも詐欺師とかも狙いやすいカモだよね!『おぅ!!いっぱい騙された!!ワハハハ!』って生前のお爺様が自慢のように……(自慢すんじゃねーよ!)
そしてローズ高等学園入学選考会の時にブリュー侯爵家当主様から。
「ローズ高等学園に入れてやる!安心するがよい!学費などの面倒を一切見てやる代わりに、お前を娘のナタリーの取り巻きに指名する、娘のために役に立て!」
(いや、その
と言う訳でゲームの舞台、ローズ高等学園に強制入学させられました。
こうなれば巻き込まれ断罪フラグを回避するしかない!
そう思い、この2年間!巻き込まれフラグ回避に専念したよ…だけどこの
3年になり、今なら死ぬようなフラグはほぼ回避したと思っていたのに!このポンコツ!!大ポカしちゃったよ!!
(巻き込まれフラグ!
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