National anthem

一か国目 ソビエト社会主義共和国連邦

一か国目は、ソビエト社会主義共和国連邦です。

1944年から1991年まで使用された旧ソ連の国歌で、元はボリシェヴィキ党歌でした。

作曲はアレクサンドロフです。

今回は1977年以降を紹介します。

1番の歌詞です。

‘’自由な共和国の揺ぎ無い同盟を

偉大なルーシは永遠に結びつけた

人民の意思によって建設された

団結した強力なソビエト同盟万歳！‘’

偉大なルーシ＝ロシアの事です。

ロシアが14の共和国を永遠に不動の同盟（ソビエト連邦）を作った

その同盟は民衆の意によって作られ、強力な連邦である事が謡われています。

1922年のソビエト連邦の建設の歴史や経緯を示した「過去」の歌詞ですね。

コーラス

讃えられて在れ、自由な我らが祖国よ

民族友好の頼もしい砦よ！

レーニンの党――人民の力は

我々を共産主義の勝利へと導く

人々に愛される国である事を願い、多民族の団結を願い

レーニンの党＝ソビエト共産党が、共産主義の明るい時代が来ることを願った歌詞です。

ソビエト連邦の当時の目標を表した内容だと感じますね。民衆の団結と共産主義の勝利。

二番

雷雨を貫いて自由の太陽は我々に輝き

そして偉大なレーニンは我々に進路を照らした

正義の事業に彼は人民を立ち上がらせ

労働へそして偉業へと我々を奮い立たせた！

暗い時代（ロシア帝国）からソビエト連邦という自由の太陽が民衆の希望を輝かせ、革命指導者であるレーニンが勝利の道へと導かせ、労働更には偉業へと発展していき、こちらは現在を謡った歌詞です。

三番

不滅の共産主義の理想の勝利に

我々は我が国の未来を見る

そして名誉ある祖国の赤旗に

我々は常に熱い忠誠心を持つだろう！

不滅の共産主義の勝利が民衆の明るい未来を期待し、赤旗（ソ連の国旗）に真心を込めて労働に励む誓いを誓った、未来を謡った歌詞です。

ソ連の建設から、連邦の発展そして、共産主義の未来や、永遠な共産主義世界の理想を表したソ連の国歌、しかし、1991年にソビエト連邦は解体し、現在のロシア連邦が成立しました。