第271話はちすはの にごりにしまぬ 心もて

はちすのつゆを見てよめる

僧正遍照


はちすはの にごりにしまぬ 心もて なにかはつゆを 玉とあざむく

                        (巻第三夏歌165)

※はちす:蓮。蓮の花が散った後の実が、蜂の巣のようになるため。


蓮の葉に降りた露を見て詠む。


蓮の葉は、泥には染まらず、その中から美しい花を咲かせるような清い心を持つというのに、どうして葉の上に降りた露を玉のように見せてあざむくのだろうか。


法華経の「世間の法に染まらざること、蓮華の水にあるがごとし」を踏まえる。

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