第13話 音程の種類 補足
前回まで音程の説明でしたが、今回で音程については完結編です。増音程、減音程よりも更に半音幅が違う音程についてです。増音程よりも更に半音、音程が広いと、重い軽いの重いという字を付けて、重増音程、読み方はじゅうぞうといいます。また逆に、減音程よりも更に半音狭い音程を重減音程、読み方はじゅうげんといいます。どんな音程が例えばあるかというと、例えば、ファと、シのシャープの間の音程は重増4度です。シのシャープはドと同じ鍵盤ですが、音楽理論上、存在する音です。響きは完全5度と同じですが、ファから数えて4つ高い音はシなので、シのシャープでも、シの仲間なので、ファと、4つ高いシの音は4度、シにシャープが付くと、重増4度になります。重減音程もまた、あり得ます。ただし、重減1度は存在しません。減1度が存在しないので、それよりも狭い重減1度も、ありません。ただし、重減2度は存在します。重増音程、重減音程も、転回音程にすることが出来ます。重増音程を転回音程にすると重減音程になります。
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