そらのひと

星々の詩なぞ沢山あるし

いま、誰が読もうと興味はないだろう

綴るのはいつも流星群

綴るのはいつも天の川

美しき天体を撮る人々に

美しき未来を天台に灯す


小さな森の中に

広大なる野原の中に

犇めき合う寒空の下

凍った山の高見台


毎年ちがうという学者

毎年ちがうという写真家

毎年ちがうという本を持った小学生

毎年、みな言う空が言う


今日も明日も違うというに

ならば私たちも星かもしれない

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