九月の花火は遠く響いて鳴いている

朶骸なくす

はれるや

ほめたたえよ、ほめたたえよ

生き死に超えて路上に舞う舞う

生と死や

次代のために鳴け喚け

次代のためて葉を枯らせ

死ぬためだけに生きていけ


ほめたたえよ、ほめたたえよ

我らは生き死に超えて

拍手喝采、明々堂々

いつも生きて死んでいく

死んでも生きて迷惑かける


ほめたたえや、ほめたたえや

天と地よ、空と海

高く近く遠くに果てない

ほめたたえ、ほめたたえ


それしかできぬ、我らは矮小なる無自覚蟻よ

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