産婦人科に行ってきた



母乳外来で出産した病院にたびたび行っている。


最初は懐かしく思い

新生児を見に行きたい気持ちが募っていた。


コロナ禍で立ち入れないけど。


助産師さんに会うと安心する。


優しい。


受け入れてくれる感じ。


院内で出産後の入院中だろう人を見かける。


ゆっくりそろそろ歩いて

あちこち痛そうな様子。


股は痛くて座るの怖いし、

いきみで全身筋肉痛になったし、

乳もパンパンに張って痛いし

快適な入院生活だったけど、

不安だった回復途中の体のことを懐かしんだ。



母乳外来室で

1ヶ月くらいの子のおむつを変えている人を見かける。


まだ足が細くて、動きも小さい。

ふにゃふにゃ動いて、

おむつ替えのときも簡単に足が上がる。


鳴き声もか細くて可愛い。


すでに懐かしい。


あの時ももちろん可愛かったけど、

いつがピークかと言われれば、

常に今だ。


今のニコニコ笑顔が可愛い。

声を出して笑う様子を見ると

幸せになる。



駐車場で大きなお腹を抱えて

ゆっくり歩いて病院に向かう妊婦さん。


あぁ。


今日のエコーでは顔見せてね

なんて話しかけながら

期待と不安で向かう診察室。



あぁ。



もう一回妊娠したいな。


陣痛の痛みや新生児の育児の寝不足の辛さや

乳の張りなど、大変なことは全部覚えてる。


でも、あの新生児をもう一回見られるなら

もう一回全部耐えてもいい。


また違う顔の、違う性格の我が子を見られるなら

痛みさえもちょっと愛おしい。



2人の育児で精神やられてる友達がいるけど

1人でもてんやわんやなのに

2人同時が大変なのはすごくわかるけど


可愛い我が子を見られるなら

息子がお兄ちゃんになる姿を見られるなら

乗り越えられる気がする。



もう一回妊娠したいな。

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