神様なんて大嫌いだ

ありもしない幻想でこれ以上絶望に突き落とさないでくれ

実体もなければあなたの御声なんか聴こえもしない

抱きしめてなんかくれやしない

信じる者は救われるってさ

そうやって信じさせてどれだけの人を貶めてきたのかい

神様なんて大嫌いだ

あなたの命なんか捧げなくたって

この命を代わりにもっていけばよかったんだよ

そんなに誰をも救うことができるならば

あなたがここに生きていればよかったんだよ

神様なんて大嫌いだ

こんなにも悲しみの涙が綺麗な世界が

あなたがお作りになったものならば

なんて美しくて、残酷なことでしょう

神様なんて大嫌いだ

あなたの教えてくださった愛が

こんなにもあたたかくて幸せな気持ちならば

そのぬくもりを知ってなお奪い去ろうとするあなたのそれは

ここにいちゃいけなかったぼくへの罰でしょうか

神様なんて大嫌いだ

甘い幻想なんていらないから

優しい素振りなんかいらないから

あの人を　　ぼくの大切な人ばっかり何度も連れて行ってしまうくらいなら

いい加減　　ぼくの息をとめてくれよ

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