第37話 見てるだけじゃ嫌になった

できるようになりたいこと


手の届かない憧れの人


こんな平凡なぼくだから、不相応な夢を見る



「いつか会いに行けたなら」


「いつかそんな風になれたなら」


何度願ったか知れないが


その”いつか”が叶ったことは一度もない




だからもう

祈ることはやめたんだ





もう神様なんか知らないが

待ってるだけじゃ嫌になった



もう才能なんか知らないが

見てるだけじゃ嫌になった



”いつか”を叶えられるのは運だってあるかもしれないが

一番は自分次第だって知ったよ


悪目立ちだってもがいてりゃ誰か目にとめてくれるかもしれない


「恥ずかしいやつ」だって嗤われても


不敵に笑い返せる日まで




ぼくのこころは


ずっとやりたいことの中にあったよ


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