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目次
足音が響く
天啓が降りてきた
鉄の階段を錆びたヒールで
赤く染まったヴェール
照れ屋な頬を隠して
そっと瞳を差し出す
私は頷く
生贄の用意はできている
大鍋の中で煮えたぎる
マンドラゴラの悲鳴は歓喜
鐘がなる
純白の花嫁の手を引いて
ほら言の葉に問え
汝の罪を
業に従え
その宿命を
無視の息で這いずるスケープゴート
レットカーペットは祭壇へと続く
天啓が私のもとへ
指輪を携えてやってきた
離してなるものか神の導き
ルージュの口元が微かに微笑む
縛り付けた君の骨
そのあばらの中には
鳩時計が埋まっているね
刻まれた時は刻一刻と終焉を迎え
大団円の足音が聞こえる
ほらもうすぐだ
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