第2話 除菌魔ちゃんは止まらない
昨今のコロナウイルスで敏感になっているのは分かっている。
だが、しかし。
「それはやりすぎじゃない?」
「そんな事ないよ、コロナになりたくないもん」
彼女の手には除菌スプレーとタオル。
そして目の前にはドア。
「ドアノブだけで良いんじゃない?」
「えー?」
あろうことか、ドアの全面が湿ってる。
俺は頭を抱えた。
…そこって手、触れるかな?
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