真夏の残り香

DarkPython<bl>

タブー

第1話 暗闇の中の獣

 暗闇に潜む、見えない獣に恐怖を覚える。

 身動きが取れない状況の中、僕を助けてくれたのは幼さを感じる体格から凛とした風格に、思わず頼ってしまう。

 僕は付き添いながら、裏玄関の側にある洞穴を通過した時に、なんとなく甘い香りに包まれていた。

 民宿に着いた後、その方から厳しくも温かい言葉に。思いを改め直す。

 そんな中、紅茶を頂き、神妙な面持ちで話し始める。

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