九月二十日 日曜の薬局

九月二十日 日曜日 晴


 妻は先日から目に異物感を感じてしんどいと言っていたが、頭痛もしてきていよいよ辛くなってきたので眼科へと行った。日曜でも開いていた眼科を探し、運良く近くにあったのだ。


 以前、母がまぶたの裏に脂肪の塊が出来たので取ってもらった、という話を聞いていたのでそういったものではないかと思っていた。妻は角膜びらんという角膜が剥がれて傷が出来ているのではないかと心配していた。


 眼科から帰ってきた妻は、眼科でアレルギーと診断されたとのことで、頭痛のこともあり納得したようだった。お互いに考えていた症状からすると軽症だったので安心したが、頼みの薬局は日曜は開いておらず、一駅離れたドラッグストア併設の薬局まで歩いていかなければならなくなった。そこで夕方に薬局まで運動がてら行くこととなったのだ。考えてみたら日曜に薬局は開いていないのは当たり前か。


 隣の駅まで歩いていくのは久しぶりだ。以前は隣の駅へ行く途中にある保育園やお稽古ごとに行くのに歩いていたが、暑い時期はバスで行っており、ここ数ヶ月は足も不自由したこともあり出歩いていなかった。久々の道のりは懐かしくもあり、息子は色々と思い出したことを精一杯話しながら歩いていた。


 妻が薬局で薬を処方してもらっている間、息子と本屋で待つことにした。息子が絵本に夢中になっている中、私は何か面白い本でもと周囲を探索した。結局は息子の横で育児本を読み、妻が戻ってきた。


 朝と夕方と二度の外出もあり妻は疲れ切っていると思い、夕ごはんにピザでも取ろうかと提案したらすんなりと受け入れてくれた。持ち帰りで半額というのも理由の一つだ。私としては脂肪肝も気になるところだが、サラダ等々を多めにして、ピザを少なめにすることにした。


 夕暮れの中、家に到着した時は汗だくになり息も絶え絶えになっていた。やはり運動不足もあるのだろう、早急に体力を取り戻さねばと思った。

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