第310話 カウントダウン1日目「赤い星残党全滅!」

ワールドの世界から魂が戻り

蘇りを果たした聖巫女だが 

まだ意識は戻っておらず

善悪の知識の木の前で

静かに横たわっていた


まだ完全なる復活に至ってはいないが

全世界に聖巫女の

慈愛に満ちたオーラが

風にのって漂い


人々に新しい力が

悪しき力に屈しない

『神からの賜物』が

芽生えはじめていたのだ!



≪数時間経過した≫


天が大きく開くと

エデンの園中央にある

聖巫女の身体に

眩いばかりの光が

力強く注がれた!!


すると葵の全身に生気が宿った


そして葵の全身が

神々しく輝き出し

優しく愛に満ちた光が 放たれ始めた


すると何と!

全世界に向かって

神からの声が響き渡った


『わが愛する子 聖巫女よ!

あなたをこの世紀末!

絶望と死の大波に巻き込まれ

地獄の淵に追い込まれる人々を救う為に 

最後の戦いの為に遣わそう!


魔王に負けてはいけない!

正義の鉄槌で

魔王に打ち勝ちなさい!!』


すると神の声に呼応する様に

神を信じ集う会衆の只中に

聖霊が力強く、臨在すると

彼らの霊の目が強められ 輝き出した!!


「我々は決して負けない!

聖巫女様がご一緒だからだ!!」


人々は、世の終わりのカウントダウンによる

恐怖から解放され!

死を恐れぬ強い心が与えられた!


彼らは最後まで

希望を捨てずに 戦い続ける

強い決意を抱くのであった!


『聖巫女の死』は

人々の罪を背負い、身代わりとなる為

命をかけて十字架にかかった意味は

人類にとって 最も重要な意味がある!


巫女の死は全て自分の為であったと!

理解する事ができたからだ


『死が終わりではない!』

その先に永遠に続く『ワールドの世界』

輝かしい未来が待ち受けている!

神を求め祈る人たちに

真理を悟る心が与えられたのであった



その頃、赤い星残党が

各国でテロ活動を開始しようとしていた!


「アポリュオン様

来てください!

奴らのアジトを発見しました!」


「すぐに壊滅させるぞ!

私に従え!!


多少の混乱は生じたが

アポリュオンは

全てを見透かしており

事前に居場所を察知すると


彼らが支配されていた

悪根の呪の力を

打ち破る事ができた!

7大陸連合軍は非常に優秀であり

強かった!!


「赤い星」総督であった

アポリュオンに残党たちが

叶う筈がなかったである



しかしカウントダウン2日目に

ついに事件が起きたのだ!!

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