第195話 ギルデロイ王都恐怖政治・・

「それよりサイカさん!

あなたはこの短時間で

よくこんなに仲間を集められましたね?」

葵巫女達は感心していた


「俺は顔が広いからな!


それよりお嬢ちゃんの話って何だい!

俺たちが抱えている問題に対して

解決策を提案したい!って

言ってくれたよな!


何をしてくれるんだい!

お嬢ちゃんに

そんな力が?


いや・・・・

確かに力はあるな!

俺には分かる!

あんたこの町のどの貴族よりも威厳がある!

オーラで分かるよ!」


「サイカさん

私の身分はまだ明かせませんが・・・


信じてください!

私はあなた方の味方であることを!」


「ああ!信じるよ!」


「ありがとう!

ではサイカさん!

早速ですが・・・

教えて下さい!

この町の事をもっと

詳しく知りたいのです!


昨日サイカさんは

『この町は腐ってるんだよ!

俺を含めてろくな奴がいない!

特に最悪なのはこの国の王と

上級貴族達さ!』


この町は腐敗していると

言っていましたね!


その原因は

どこにあると思いますか?」


「それは・・・何故だか

分からないが・・この国の王と

貴族達には深い闇を感じるのだ・・・

しかもかなりヤバく恐ろしい


背後で操っている黒幕がいる!と

もっぱらの噂だ!


不満に思う民も多くいるが

反抗するものなら命が危ない!


人々の心を恐怖が支配している....

この国には自由がない・

希望を感じて生きる要素がない・・

笑顔が消えてしまったのさ!


最近若者達は

この国を脱出して

スンツヴァル王都に移住したい!

とみんな思っているらしい!


あの国は素晴らしい国だそうだな!

最近、巫女様が革命的な政治をし

貴族マフィアを取締り

借金で苦しむ8000人の借財を身代わりになり

彼らの為に新しい町を作った!と

もっぱらの噂さ!凄い事だな!


だから実際、逃亡を図る者が多く

ギルデロイ王都の巡回兵が

治安維持を図る為に

通行者の身元調査を

厳しく行っているようだ!


俺も本音を言えば、この国を出て

巫女様が新しく作った町に住みたいよ!

しかしもう若くないし・・・捕らえらるのが

目に見えている・・移住は難しいな。。」


「サイカさん

その事で重要な提案があります!!」


「何だい?」

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