1600年ワタシは石田三成です。ｲｼﾀﾞﾐﾂﾅﾘﾃﾞｽ…ｲｼﾀﾞﾐﾂﾅﾘﾃﾞｽ…ｲｼﾀﾞﾐﾂﾅﾘﾃﾞｽ…

必死に集めたワタシたち西軍のみなさんと徳川家康と不愉快な仲間たちの東軍が、

此処、美濃国（関ケ原）で只今決戦中でございます。

けっこういい勝負出来てるじゃありませんか？

ワタシは少しだけ手ごたえを感じていました。ｲﾏｼﾀ…ｲﾏｼﾀ…ｲﾏｼﾀ…

が、それは所詮ワタシの淡い幻想でした。ｹﾞﾝｿｳﾃﾞｼﾀ…ｹﾞﾝｿｳﾃﾞｼﾀ…ｹﾞﾝｿｳﾃﾞｼﾀ…

西軍の小早川秀秋さんがワタシたちを裏切ったのです。

ｳﾗｷﾞｯﾀﾉﾃﾞｽ…ｳﾗｷﾞｯﾀﾉﾃﾞｽ…ｳﾗｷﾞｯﾀﾉﾃﾞｽ…

「オオタニサーンゴメンナサーイ(´;ω;｀)」

ほんの少しの間をおいて大谷さん（大谷刑部吉継）が自害したとお知らせがありました。ｱﾘﾏｼﾀ…ｱﾘﾏｼﾀ…ｱﾘﾏｼﾀ…

この瞬間がこの戦の分かれ目だったみたいです。

ワタシにいろいろなアドバイスをしてくださった島左近さんもごっちゃごっちゃのバトルフィールドの中で亡くなったというお知らせや行方不明になられたというお知らせが乱れ飛んでいました。

「左近さん…ごめんなさい。ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ･･･ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…形に拘らないでサクッと家康を暗殺しとけばよかったです。ワタシに武将の才能が足りなくてｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…」

この戦いにワタシは負けました。リトライを目指していましたが.........捕まりました。

それから市中引き回しをされて、いよいよ斬首刑執行という時にワタシは喉が渇きました。

「何か喉を潤すものあります？」

「干し柿ならあるけど？」

「干し柿は痰に毒だから他にヘルシーなものはないの？」

「これから斬首されるのにヘルシーとか関係なくない？」

「これでも一応一軍の指揮官してましたから首が飛ぶまでは諦めない主義でして。」

「草」

斬

《石田三成》刑死

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