Boku.e.Kikg

@kikirunrun

第1話 プロゲーマーに僕はなる!

【eスポーツ】

知らない人はいないというほどに世界中の人に認知され、オリンピック競技にも採用されている時代。

オリンピックでは「スポーツ」「シューティング」「格闘」、この3つのジャンルで競い合う。

今後は他のジャンルも追加されていくことは間違いない。

賞金は出ないが、名誉をかけて競い合う名実共に世界一の大会である。

それとは別に、ワールドカップ、ヨーロッパカップ、アジアカップなど、大きな 地域ごとや、ジャパンカップなどそれぞれの国で行われる大会がある。

こちらは大きな賞金が掛けられていて、大人気の大会となっている。



太陽の光が燦々と降り注ぐ夏の日、澄み切った青空が僕のはやる心をかき立てる。

二十歳になった僕(広瀬勇気)は、eスポーツのプロになるために上京してきた。

今ではYouTuberを抜いて、人気の職業ナンバーワン!!

そのトッププレーヤーたちの人気は絶大だ。


ソフトウェアを開発している有名なIT系大企業、ここは日本屈指のプロゲーマーたち所属している。

僕はこの企業からスカウトされたのだ。

そびえ立つ大きなビルの前に立つ。

ここが僕のプロゲーマーへの道の入り口なのだ。

さぁ、プロゲーマーへの第一歩を踏み出す時だ!


中に入ると、いかにも最先端の建物だといわんばかりに豪華でハイテク感満載だった。

受け付けの女性に挨拶をして、来社した旨を述べた。

「広瀬様ですね。入社の件は聞いております。」

笑顔で丁寧な応答、そしてなんとも美人である。

「はい、よろしくお願いします」

緊張して少し声が上ずってしまった。

「それでは今からご案内致します」

そう言うと、こちらですという感じで時折こちらを確認しながら奥の部屋へ案内された。

「こちらの部屋へお入りください」

立派なドアの横には『eスポーツ部』と書かれた札が掛けられていた。

恐る恐るドアを開けると、真剣な表情で黙々とPCに向かう人達で溢れていた。

eスポーツゲームの特訓をしているのである。

皆が熱を帯びている。

「これが本物のプロってやつか…。凄い所へ来てしまったな…」

しかし、僕も負けてはいられない。

とはいえ、まさか僕がこんな世界に挑む事になるとは…

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