難しい話ですね。春嵐さんの作品はこれまでにない独特なもので、そこで登場する恋愛も独特だと思います。そしてだからこそおもしろいと思います。

漠然と抱く好きという言葉。人はいつ好きになっていくのだろう。この話には、倉庫での出来事があるが、深層心理から好きなんだから、接触がきっかけではない。友達から聞かされたから？　たぶん、ちがう。彼女自身の好きという言葉が溢れたのだろう。でも、どうして好きという気持ちは、生まれたり積もったりするのでしょう？

最後は、二人を同時に手に入れようとした罰ってことか。でも、セリフだけで、まだ、行動がわからない。

恋愛感情か。死ぬほど切ない思いってこと？　途中で、どっちが頭撃ったか混乱したけど、彼女は無事なのね。シチュエーションに、4時の風景が欲しかったのか？

ミステリタッチの今回、なぜ死にたい、なぜ倉庫なんかに、なぜ抱きついた？
いろいろ、考えたが、答えは出ない。