後後252 泉の徘徊


** お詫び **


昨日は落としてごめんなさいでしたっつ!!!!!


いつも読んでくださってありがとうございます!!

皆さんに読んでもらえるのが最大のモチベーションです!!


さて、

大変もうしわけありません。これから12月くらいまで、落としてしまうことがあるかもしれません。私事でいろいろあると予想されるのでそういうこともありそうです。できるだけ頑張って面白いのを書いてUPしようと思っていますが、ぎりぎりだと面白くならないかも、その場合はボツにしてUPできません。自分で面白いとか思えないとあとで困ることに成るのでUPできないのです。

どうか了承のほど、お願いいたします!。


いつも読んでくださってありがとうございます!!

これからもどうか宜しくお願い申し上げます!!


ーーーー


本文行きます!!



ガクが記憶を失って消えた1日を体験したその翌日。


「おまえ、昨日はホント一日中寝っぱなしだったな。トイレとか起きたらしいが、覚えてるのか?」泉さん

「なんも覚えていない、まだ気持ちよくない・・・」

「吐くか?」

「吐かない、けど・・」


「マル一日以上なにも食べてないので気持ち悪いのだと思います」

と、アニャータはベッド脇に座り、持ってきてくれた果物を食べさせてくれる。

やーらかいマンゴーチックなくだもの。

むにゅ・・


もぐもぐ・・もぐもぐもぐもぐもぐごっくん

「これはうまい!」

で、あっという間に食べ尽くした。


「もっと食べられますか?」

「できれば粥とか試してみたいです」アニャータに甘えるガクの図


アニャータはそそくさと下に降りていった。


「大丈夫みたいだな?」

「うん、思ったより回復している様子。というか、アニャータの言うとおり何も食べていなかったから気持ち悪かったみたい」


「でも今日は寝てろ。俺は外に出てくる。」泉さん

「飲みに行くんですかー?」

「まぁ、夕方にはそうなるだろうが」

本体は子供なのに、なぜそこまで酒が強いのか?!!!やっぱもはや肉体的にもシューレ系統になっているのだろう!!


「・・・・・」俺の心を読んだみたいな泉さん、

「あ、そのおかげで強くなったんだ、いいか!」泉さん

どっちのこと?剣?酒?




街に出た泉。

大通りを通ってもおもしろくもないので裏通りに入る。

東武領、しかも領都だ。治安の良さは王都よりも上だろう。世界でも武力に秀でた武国、その中でも格段に強い東武領。そこで悪さをするなんて低能はこの世界にまず居ない。


言ってるそばから

「あーれぇーーー!」

「おら、来いっていってんだよ!」

「いやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいっやぁああああああああ!!!!!!」

超高周波攻撃!!!


その若い女を引っ張っていた男は両手で耳を塞ぐ。

女は叫び続け、高周波を発生させ続ける。

あ、

周囲の家の壁がぼろぼろと・・・


しゅっ!ぽこん!

泉が女のうしろに周って後頭部に軽くちょっぷ。


「っ!・・・・え?」高周波女

「うるさい。街を破壊するつもりか?」泉

「そんなわけないでしょ!!」

「いや、そこらをみろ、ぼろぼろ崩れているだろ?お前の仕業だぞ」泉

「うそよ、そんな事できるわけないじゃない!」


泉は男に促した。

男は気づき、女の手を引っ張り・・

「いやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよいっやぁああああああああ!!!!!!」

超高周波攻撃再開!!!


その女の前に指を出して壁を指し示す泉。

女が見ているあいだに、ぼろぼろと壁が崩れている。

「っつ・・・・・・。え?どゆこと?」女

「知らん。が、お前のその叫び声で崩れてるのは確かだ。」泉


「すごいな!やったなブーコ!おめー、それで売れるぜ!!」男

「は?まだ女を売るつもりなのか?」泉

「いやいやいやっちがうちがうちがう!!俺ら大道芸人なんだよ!ブーコに新しい芸を仕込もうと思って、ブーコが嫌がってたんだよ!」

そなのか?って目で女を見る泉


女はこくんと頷いて、

「でも、豚のぎぐるみで玉乗りして火の着いたじゃぐりんぐとかナイよね?」

「・・・おう、女の意見が正しいな。」

「・・で、でもよ、コレ、この破壊芸、売れるじゃん!!」


「破壊芸?芸なの?」女


もうどうでもいいや、と、泉はそこをあとにした。



裏通りを進む。と、

先に、また男女が争ってるのが見えたので、泉は側の路地に入り込んだ。

痴話喧嘩につきあってられねー、と。


細い路地は人がすれ違えるていどしかない。両側は家の壁。暗い。向こうの方に出口の明かりが見える。

あれ?これほど長い?どう見ても商屋を二件後ろ合わせにくっつけた距離ではない。その何倍もある様に見える。

出口が細くなっているのかもしれん、それで遠くに見えるのだろう、と思う泉。遠近法を感覚で理解しちゃった泉である!!!



が、いくら歩いても歩いても一向に先の光に届く気配がない。両側の家の壁にも扉どころか窓すら無い。

上を見上げてみる。・・・・・・空の光は遥か彼方。一体、この両側の建物は?


まいったな、魑魅魍魎の世界か。

泉ははっきり、ここが人の世ではないことを認識した。

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