後後224 朝食のときに


農国王はご機嫌だ。

自国にも大精霊が見つかったから。

将軍様にマウント取られることこそは無かったが、気持ち的には取られていたわけで。


ただ、将軍様も

「うちの連中が発掘したのだ」と、度々口にする。

でも農国王は「有り難い!恩に着る!」と、大人の態度w


いや、別にどーでもいいことでしょう?何もなければ。

と思っているのは領主様。

ただ、以前東の大陸へ遠征したときに大活躍?したロボ軍団を作ったのはほぼ大精霊シューレ。

その力量の一部はわかっているので、いるのといないのとではおお違い。

ただ、いつまで居てくれるのか?はわからないのだ。


うちにはガクと泉がいるから、当分は大丈夫じゃないかな?と領主様は思うしか無いのだった。


「他にも何人もいたし、、」泉さん

「お?!そうか!」王様

ふーんと将軍様


「食い散らかすだけだけどな」泉さん

「?」

「ああ、妖精の時の大半の時間は好きな食い物を食べているだけなんだよ」

と、デザートを運んできたおっかさん。


「へ?」王様と将軍様

おっかさんが泉さんを見る。泉さんがやれやれといったふうな顔で説明を始める。

スクレとの出会いから。

おっかさんは泉さんの側で立って聞いていた。王様が席を進めても座らなかった。


「・・・で、おっかさん親子に出会って、付近の妖精たちを見つけて、・・・・そうそう、あのタルトとパイの青年、ありゃ人間だったが、彼の連れ合いが妖精だぞ、しかもスクレの妹らしい。」

「へぇ?奇遇だね、、よく覚えていたね?妹だって。」おっか


「いや、ほとんどスクレのことは覚えていない?けど、向こうにスクレの他の妹が居てな、それを覚えていたんだ」

「なるほどね、ま、そんなもんだよ、多い子は多いし。」

湧いてくる場所が関係するとか、そんなのかな?と思うガク。

でも自覚しなけりゃほとんど兄弟姉妹って無関係になっちゃうしなー、親ってのが無いからね。とも。


「あの味はひとには出せないんだけどなぁ、と思っていたが、連れ合いなのかい、、なるほどねぇ」おっか

「たまたま居たのでな。」泉さん


「そうそう、違う店にいたのに、なぜ泉さんがそれをわかったのか?だよね!不思議に思った。」ガク

「え?匂いじゃん。気づいたろ?」

・・・・・・・・・・


「ガク、おまえ、まだまだだな。」泉さん

「・・・いや、、俺が一般的だし、、俺一般人だし、、。この中でごくフツーの一般人は、俺とケースさんだけだな」

(一緒にされても、、)と小声で呟くケース


「パイとタルトなんか独特だよなあ?」

と、泉さんはおっかさんに振る。


「んーー、、まぁ、、そう言っちゃーそうかもしれないが、、あたしゃ気にしていないと気づかないんじゃないかな?」

「ほらー、大妖精クラスでもだよ?泉さんが、そのー、あのー、アレだ」

「犬なみってか?」

そこまで言っていない

「まだ言っていなかった、だけだな」泉さん

「ごめんよ」



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