第218話 後後93 ロボの件でガクが説教される仕組み
大田ロボ研究所
という看板のかかった小屋が、領都、領主邸のスミにあった。
大田は、「すみっこにあんじゃん、、すみっこあんじゃん、すみっこあんじゃ、すみこにあん、、スミコニアン、、よしっ!」
とかわけわからんこと言っているが、将来ロボやらゴーレム集めて展示とかしないだろーな?
そしてシューレが居る。
&、農国の魔法使い数人。全てなぜか若者達。でも魔力がひととしては非常に多そうである。見た目は一応ひとだ。
その会議室みたいな広い部屋の一方の壁にはでかい黒板がはっつけてある。
そこにいろいろ書いてある。
上手いとは言えないが、なかなか味のある画(画伯には至らない普通の範疇内)、それに寸法が書き込まれ、大雑把な仕様も。
使用材料について議論されている様子だ。
だが、頑丈で軽く魔力の乗りやすい金属など希少で高い上に不足だ。
仕方が無いので鉄を内側に使うか、とかに話はなりつつある。
「あー、今回だけ、ここだけの話にしてもらいたい。仕事が終わったら記憶を消去する魔法をかけていいならば、いい手を使ってやろう。」シューレ
「いいっすよ、いくらでも消してください!俺の記憶なんかっ!!」
潔い大田と見えるかもしれんが、一度そういうのやってみたかった、と内心喜んでいるのをシューレはちゃんと心を読めちゃっていた、読みたくないけどとか思っても、その強烈な大田の気持ちが無理やりシューレに読ませてしまったのだ。恐るべし大田!!
他の者も釣られて容認する。まぁ、その時には返事無くとも勝手にやってたんだけどねシューレは。
素材は、なんでもよい、。まじ、土塊だろうが藁束だろうが、うんちだろうが、いいのだ。
シューレがその魔法をかけると、何よりも強くしかも柔軟になり、魔法も乗り、耐久性抜群になる。
ただ、匂いとかはかわらない。なので藁臭いとかウンチ臭いとかは消えない。
ただ、魔力が自然低減していくので、放置したら数百年でもとに戻るだろと言う。
数百年、あの国を蹂躙しっぱなしにしとけば、いい加減懲りるんじゃないか?
という発言があり、それでいいか、となった。
時間の感覚が、やはりそれなりのようだ、こっちの世界は。
で、ビーム。目からビームは欠かせない!これだけは譲れない!とこだわる大田。誰も否定していないのに。
ビームの詳しい説明を大田から受けるシューレ。
小一時間あーでもないこーでもないやり、、、
「んじゃ、試してみるか、、」
と外の訓練場に。
あー、、目からビームっつ!!!(シューレ)
しゅびーーーーーーーーーーーーーーっ!!!
・・・・・
シューレの両目から、ビームが出て、シューレが見る方、見る方、焼き尽くす、
「大田、これで
大田の方を振り返り
あっぶねっつ!!!
ザッ!!と飛び跳ね、
シューレの視線が大田を追う!!
タッ!!
視線がさらに!
ダンッ!!
シュビン!!
ピューン!
ぽん!
ぴよん!
「いい加減に、
ぶよん!
「その魔法
ぼよーん!
「止めてくださいっ!!!
どてごろん!やっばっ!!!
「あ、、っ悪い悪い、、追ってたなあ、、黒焦げにしちゃうとこだったな、あっはっは!」
その前に焼き切られるわ、、
「でもおまえ、なかなかやるなぁ、、?」シューレ
「日頃の賜物というか、そんなろくにしてないけど、でもまだしにたくなかったんですねぇ、、俺も、、、」なんか、感慨深い?大田。
そーえば玉藻って狐の妖怪居たなぁ、、(ヲ)
お?お前の世界にもいるのか?(シュ)
退治されちゃいましたけどねー
こっちのは悪いやつじゃないぞ?
向こうのも、話聞く限り悪くなさそーですが、悪意で悪くしちゃってるのと、退治して名を挙げたいというだけでやっちゃったらしくて。退治してから悪だと広めたかも、、退治を正当化するために、、
おっそろしいな?そういうのがまかり通るのか?
ええ、ごく普通の考えですね、あっちでは。
おそろしいな、、、こっちのはどっかで人に化けて暮らしているんじゃないかな?
臭い匂いとか出さないんですか?
あー、、出すぞ?奴は湯に入ると温泉にしちゃうん!便利だろう?
・・・・・
などと脱線
「まぁ、、そんな感じで ロ ボ か ら 、ロボの目から出してほしいんです。あくまでもロボの武力であって、ひとの、生き物の武力じゃないですからね?!!」
ふーん、、?、、なぜだろう?、、まぁいいか、、(シューレ)
ロケットパンチは皆理解が早かったが、皆「意味ない」と。
でも
「これがあるとないとでは、敵首領へのインパクトが万倍違う!」という大田の力説に
まぁ、外来って、おかしいの多いからそうなんだろうなぁ、、と理解や納得は俺らには到底無理だがいいよ、と、容認してくれた。
次に、腕の肘からのキャノン、、、
なぜ肘なのか?と議論。
意味ねーどころか、制作上の問題ばかりだろう?と皆同意。
「異界人は、問題を作り出すのが好きなのだ」
という結論に落ち着いた。
肘部分をほんの少しずらしたとこをぱかっと「上に」開くようにして、、
ここでも超議論。「なぜ上なのか?!!」
皆疲れ果て、魔法で上に開くようにしてよ、とシューレにお願いして、今日の会議は終わった。
ガクが食堂で夕飯を美味しく頂いているところにシューレが転移で帰ってきた。
「あー疲れた、、、おう、いたのか、、ちょうどよい、、おまえんとこ(前の世界)って、何考えてんの?」
と、なぜだかそれからコンコンと夜中まで説教された。
やっと開放され、部屋に戻り寝ると、
なるほど、、シューレのうことはいちいち尤である。ごもっとも様である。
では、なぜいちいち反対のほうばかりにしたのだろう?あっちの作者達は。
物理現象を智識では知っていても、実際の生活では理解していない、んだろうなぁ、、
水道のセンの部分はレバーではなく手で握って回す、とても不親切で手の不自由な人には迷惑でしか無い作り。
ドアは外開きで危険でしかない我儘仕様。昔の引き戸が一番良いのになぜ悪化・劣化させるかなぁ?
他にもいろいろ悪化させた例は腐るほどあるが、100話位それになりっぱなしもまずいんでやめとく。
まぁ、、そういう奴が来たら消しちまえばいいんだから、こっちはいいよなー、正義が生きている!♪
とか思うと、安らかに眠れたガクw
が、
正義のロボ軍団に囲まれ、なぜか自分が悪人になってて、向こうから来た外来の親玉に自分がなってて、絶体絶命のピーンチ!!というところで目覚めた。
朝である。
うー、、、なんだか夢を覚えていないが、最低な夢見たことだけは覚えている、、、
逆ってよくあるよね?
なんかとてもいい思いしたけど、目が覚める寸前に「絶対忘れねー!」と思っても、目が覚めたら良い感触だけ残っているけど、覚えていないの、、、
夢の中でもふりまくったのかなぁ?モフの海とかだったのかなぁ?いいよなぁ、、
朝飯食べる前に鍛錬に出ないとまた叱られるんで(泉さんに)、木刀持ってそんちょ屋敷前庭に行く。
子どもたちも集まっていた。
いいね!ちっさい木刀持っていちーにーとかやってるのは和む♪
剣を一通りやったら、次は気。
回して、練って、入れて、また回して、の基本を何度も。
で風呂に行って汗流してから朝食。
今はもう皆して食堂に行く。
シューレはもう出た後だという。
なんか、また大田さんの所に行ったそうな、、
食事しながら、
「昨日、夜に帰ってきたシューレに説教されまくりましたよ、、」
「なんでまた?」泉さん
なんか向こうの・・と説明しても泉さんも理解不能な様子。だよな、オレも言われて考えてみりゃ、なぜそんな仕様に?とか思ったもん。
「まぁ、、おまえらの世界のことだ、諦めて叱られろw」
理不尽かもしれないが、仕方がないこた仕方ナイかなぁ、、、
あれ?煩くない?毎回のウザイ、いや、悲しいぐちが聞こえない?
と思って王様がいないの?と、見回すと、いる、、
あれぇ?と思って食事を見ると、、まあ!食べられる姿に!!
シチューにされている。勿論姿煮でそのままぶちこまれて無いようで、、多分すりおろし?つぶして汁にしてまぜた?
そんな感じにされている。
よかったねー王様!!
「どうなんすかね?農国王様、魔力強くなってきてるんですかね?」
「ああ、なんかシューレの飯のせいだろうともっぱらだ。判るほど伸びているようだぞ?」泉さん
「んじゃ、ロボ完成に間に合いますねぇ、、」
「だな、、まぁ、活躍見てみたいからな!!」
今日は大田さんがまともでありますように!!
(んじゃないと帰ってきたシューレに俺がまた説教されるから)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます