第112話 後−39 スクレ、そのポンコツさ


特にコレってもんは見つからなかった。

なんか、今日は見つからなかった、感がすげー強いんで、明日、明後日とかにはなんか見つかるのかな?わからんがw


まーいーや、早く帰ってくおう!!と泉さんは食い気旺盛だ。


あ、わかった、食通日記や食い物紀行とかみたいななんかじゃあ無くって、

食いしん坊日記的なんだ!!いやしんぼ紀行とかでもいいやw


だから昨晩のようなキャラ達が、、、あーゆー奴等に巡り合ってしまうんだ!!


すこすづつわかってきたよ、、、何が?よくわからんがわかってきたよ!!




また夜。


12時をまわった頃に、毎度のごとく参上。

がちゃ、ちりんちりんちりん・・

「うーっす!」

「おーっす!」



「お待ち申すておりましたどす♪」

・・・

なんかすっげー頭、、、

「重くないか?あたま、、」泉さん

「重いです、、、とっても、、」いつものウエイトレス。ウエイト・レスなのに?


「お客さん達の国の女性たちって、すごいですね、こんな重い頭で暮らしているんですねぇ、、寝たら起きれないと思う、、、誰かに手伝ってもらうのかな?」

違うし、、、重い頭、ってなんかほかの系統に聞こえるし、、大人気花魁が大尽の宴席に気合入れて出るときのような頭している奴、見ないから、見たこと無いから!



俺らはいつものを注文し、この子も自分の分を持ってきて隣のテーブルに着いて食べる。勿論あの巨大なかつらは脱いでいた。

「いつもすみませんねぇ、、私の食事はケーキなんで、働いた分が全部食費に行っちゃって、、おやつとか食べれないんですよ、、」

話の内容がおかしいのは放置しよう。突っ込んだらきりなくなると思う、、


「そんなこと気にしないでいいけど、、なぜいつも夜なの?」

「昼間だとお客さん多いんで、失敗しやすいのと、、、何より昼間だと従業員多いんで、お客さんにおごってもらえないでしょう?」

・・・・・

「まぁ、、それはそうだな。」泉さん

・・・それでも夜は老けていく、、ぷw     いや今ココ若者しか居ないし


「まぁ、仲良くなってきたんで、俺の名は泉だ。」

「ヨロシクいずみちゃん!!、私はアズロック!

「「嘘つけ!!!」」 なぜだかわからんが、全力で嘘だとわかった!!!


「むう、強敵だな?仕方がない第二ネームを

「結構だ。いらん、言うな。よせ。俺が名を付けてやる、そうだな、おまえは食いしん坊メイドなんでメイド−・クイドーとかどうだ?」泉さん


「酷いと思います!!」メイド


「んじゃ、俺ね!そうだなー、食いしん坊妖精の、、、たべるちゃん!!」

「幼児向け絵本とかじゃないと思います!!近いけどっ!!」


何が近いのかわからんが、、

「あほう少女たべルン!!」

却下!

「ケーキ上等!ヤンキーケーキー!」

ダメ!

「砂糖んコ!シュガー美!」

「ダメですっつ!なんですかそのセンスなさっぷり!!」

お前に言われたか無いよ、、×2


「大体ですね、私にはスクレ・ドーサ−って名前があるんですからね!!」

あるんじゃん、名前


「・・・もしかしたら、、菓子屋とか菓子職人?」俺

「あら?よくおわかりで、、」

「そりゃ、名前で、、、しかも両方だし、、しかし、、なんで食べるほうに来ちゃったんだ?逆だろ?」


「うーん、、村では人気なくって、ほら、妖精って甘いものにうるさいから、生半可じゃ許されないんですよ、、なので修行の旅に出て、、菓子はとにかく美味しいものを食べてみないとだめでしょう?なので食いっぱなしの旅を300年ほど続けてたら、ここの街を発見し、、居着いてしまって数十年、、、でも未だドジ多いんでずーーっと夜番のみで、、夜は職人いないから作り方なんか見ること出来ないし、、、

ああ、私はいつ村に帰れるのか?!!!」

よよよよ、、と泣き崩れるポーズを取るスクレ。

「嘘つけ、全く帰るつもり無いだろ」×2

「おや?よくおわかりで」

「「もろだろ!!」」


「で、重要なことを聞いたが、、スクレ、おまえ飛べるのか?」泉さん

「えー、、女の子に失礼な、、、少しくらい**なっても、、、、えいっつ!!」ふよふよふよ、どっすん!!!

「・・・・ご、ごめんな?無理言ったな、、、悪かったよ、、」泉さん

・・・・

「い、今の間違いだからっ!!!えっと、どーやるんだったっけ?あ、えと、えー、、あ、そうそう、、*+@^¥「」ぷw!!」

ふよーんふよー、、どっすーん!!

高くなっただけで飛行時間変わらず。


「うっきゃー!!!」ドタドタドタ!!!


なんか混乱して走り回るスクレ。


「妖精なんですねー」

「ああ、妖精って、こーゆーのだったのか?」

「なんか、イメージだだ下がりですねー」

「まぁ、、でもゴブよりもいいかな?」

「そーですねー、ごぶよりはいいですねー」


「なんですか!あなた達は!!可愛い妖精さんが困っているのにっつ!!!」

・・・かわいい?・・・・

ぷんすか!!


「なぁ、、羽、出さないでいいの?」泉さん


・・・・・・シュンシュン!! 背中の両側から生える羽。


ぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱた


「わかったからやめろ!降りろ!!」泉さん


「ふうーー!!何百年ぶり?久々に飛んだわーー!!気持ちよかったっつ!!!」


ポンコツ妖精スクレ、というか、スクラップ?、、、

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