第95話 後−22 えーこーへの脱出、、ダッシュビール脱出作戦?


今日は市場に行きましょう!

と泉さんを誘った。

少し思うところがあって、、、


昨晩、宿の人狼達に訊いてみた。

「料理人を雇わないの?」と。

「来てくれる者がいない」

「給料安くしかできない」

だそーで、そんでも来てくれる、料理そこそこうまい、ってのがいたら連れてきてもいいの?

「万々歳!」「安泰様!」

だそーだ。

「宛はまったくないので期待しないようにね?」と釘刺しこんこん。


なので、行ってみる。

狼さんなので赤ずきんちゃんがふさわしいのだが居ねーよんなのw

つか食われるだろーが!!


ここの市場は露天であった。自前の布ひいたり、リヤカーを店にしたり、、。

で、その場で食える食い物屋が集まっているとこに行ってみる。

が、

もう自分の商売確立しちゃってるおっさんおばはんばかりである。当然だろう。

でももしかしたら、っていう淡い期待だけだったからね?


で、次に周囲の僻地(客の導線から外れたとこ)を見て回る。

「つまらんぞ?」

「いやいや、こーゆーとここそ、掘り出し物があったりするんですよ、客が少ないから売れちゃわない!」

と口から出まかせ今考えました的なw


そんでも納得素直なおっさん少女は好きです♪ ぷw


お、娘っ子の食い物屋?

・・・・

「ねぇ、おじょうちゃん、これ、、何?、、食えるの?」俺

「食べ物ですよ?何いってんですか?」

・・・・

「おじょうちゃん、食べて見せて?」俺

・・・・・・

えいっ!!がばっ!!

今掛け声かけなかった?ねぇ、食べ物食べるのに掛け声ってかけるの?いるの?必要なの?!


おえ”ーー、えろえろえろえーー、、


・・・・いくらなんでもこりゃだめだよな?


「おい娘っ子、おまえ、一人でこんなとこで何やってるんだ?」泉さん

「ふう、、」おくちふきふきふき、、「何って、食べ物売ってんですよ?」

まだ食べ物って言い張るのか?!!!


「なんか困ったこととかあるのか?」泉さん

・・・・

「うち、びんぼーなので私が稼がなきゃ・・・」

なぜか、いまいち信じられない感じがやまもり?


「うんわかった、で、本当のことろはどーなんだ?」泉さん、なかーま♪


「・・・うちがぼんびーなんで、稼ぐのが私だけで、、」

「うん、入れ替えただけだよね、で、本音のところが聞きたいなあたし♪!」泉症状バージョンちがった少女バージョン!!初登場だっけ?え?過去に一回あった?覚えてねー、、


おらおら、素直になりな?あ?いい子だといいことあるぞ?

ヤクザ少女いずみ?


「・・・奉公先を追い出され、行くとこないんでガラクタ集めてゴミ集めてこれやってんのよっ!!」

「ほう、なかなか根性はあるな、、よし、おっちゃんが奉公先紹介したるで?」

「なによ、幼女じゃない!幼女がそんなことできるわけないでしょ?」


う、っほん!

「姫、お戯れ過ぎますぞ?」俺 ぷww

「がく、困っている子供をすておけるか?」


いや、どーみても野良猫みたいに生きていけるだろこいつ、、

笑いを抑えるのってすげー大変だね?役者って、すごいよなー、、、、ぷw


「まーいい、とにかく来てみろ、話聞いていやならやめときゃいい、、宿の食堂の料理人ほしかったのだ。

今はさほどできなくていいが、根性あるならうまくなって街一番になってみせりょ?」


ぷ、、泉さん、かむんだ、、、ぷw


ぼすん、、、え、ろ、ろろろろろろーーーーー

ふきふきふき、、「何すんすか!!朝ゴハンぜんぶ出しちゃったじゃないっすか!!」

「いっぱい入るゆとりができていいなー!」泉

・・・・


てくてくてくてく・・・

てくてくてくてく・・・

てくてく

「疲れたー、どこなのよー、」

「まだ市場が見える場所じゃん、、いちブロックも歩いていないだろー?軟弱?」

「か弱い乙女なのよっつ!」

「わしはもっとか弱い幼女だがな?」

・・・・


(大丈夫ですかね?まじで、、)俺

(まあ、、どーにかなるだろ?料理がダメなら掃除があるじゃない、ってどっかの王女が言っていたろ?)

そうお?そうだったっけ?


(なんでそんなセリフを王女が?)

(話が長くなるがな、いとこが平民に嫁いでな、王女のいとこだからいいとこのお嬢でな、何もできなかったんあよ、だから掃除くらいならできるんじゃね?って諭したんだと)

ふーん???


などと言ってったら宿の前。


「かえったぞー」

「「おかえりなさいましー」」


だんなさんと女中さん達?


「あ、これおみやげ、料理人として使ってくれ、条件はあれを提示し、あと部屋を与えるって付け加えて、三食付でおねがい」

「「?え??ええ??え??」」


「んじゃおまえ、この2人と話せ。こいつらがオーナーだ。狼んの獣人なんでもっふもっふだぞ?」

「へん、あたいわそんな殺っすい女じゃないわよ?!!」

誰だこいつ?

しかも何気に危険だし?


「三食、風呂、ベッドのお部屋付だぞ?。ちゃんと仕事をすれば、な?」

「・・・・三食、、?、、いくらでもたんべていいのん?、、、じゅるりん」

「食事時間は決まっている。あと、量も普通の倍くらいまで?」泉さん人狼たちを見る

こくこくこくこく!!

「うん、倍までならいいって、、」

「うーん、、、、倍しかだめなのか、、

(をい!!!!)

「でも3色だからねぇ、、

(まーじゃん?)

「風呂付、、ベッドのある部屋付、、

「ああ、風呂は薬湯とか花湯とか、とても良い湯だぞ?毎日!!」

へ?なにそれ?

(おもいっきりそそられてんなぁ、、大丈夫か?ちょろすぎない?)


結局両者はがっしり握手した。


「でだ、こいつ、多分あまり料理うまくない、、、だかガッツがある!!何でも仕込んで一人前にしてみろ!お前たちが教官だ!!」

「「はい隊長!!」」


いつの間に?



翌日早朝、朝飯食わずに俺達はこの街ダッシュビールを脱出した!!

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