第7話- 迷子

分かっていたのに。何度も注意されたのに。


いつの間にか入り込んでしまった。


佇む私を気遣って、声をかけてくれる人、でも何を言ってるのかさっぱり解らない。答えても何だか、わからないみたい


「ここは?」


記憶の中から浮かんできたのは、

もし、迷い込んだら二度と出られない場所だった。

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