果てしない罪
この胸を苦しめるのは、果てしない罪。
人を傷つけた罪。
人に迷惑をかける罪。
生きるに値しない罪。
それらが剣となって胸を貫いている。
罪を犯さない人間はいないが、普通の人はなにかを生産することで罪を帳消しにしている。
僕には、自分の罪を帳消しにするほどの生産ができない。
肉体が悲鳴をあげるから。
そして、罪だけがたまっていく。
出血が止まらない。
いっそ火の雨が降り注いで、なにもかも終わりにしてくれたらいいのに。
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