第2話

遥か昔神々が地上に舞い降りた

神々の来訪は人々に多く影響を与えた

だが人々が望んだのは世界の発展ではなく

神々の力であった

大地を揺らし、海を割り、森を灰に返す力を

神々はその願いを聞き入れた

そして創り上げられたのだ神に至る道を

天高く聳え立つ永久なる塔を

と道案内してくれた名を知らぬ老人が言っていたのこれか

それはあまりにも雄大で我が眼でも見通せないほど高く聳え立っていた

私はそれから感じる覇気に心を昂らせていた

だがその異様な成り立ちにの癖に見た目は酷く地味だ

だがそんなことは関係ない

私は入り口まで歩き門を開いた

『よくぞまいった

 新たなる勇者よ

 新たなる同胞にならんことを願賜う』

その祝福の声と同時に映った景色は

活気ある街並みだった


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