第7話 足元の水

2階建て程の高さを持つレンガ作りの水道橋 

その中に流れる水の中で走り去るのは‥むきむき筋肉を持つ巨大金魚


連れ去られた街一番の綺麗な猫

(猫の獣人というか亜人 猫耳にしっぽ で、この子の場合は 両性)

黒猫なナジュナジュを追いかける リア、アシャ 

それに魔法使いの弟子およびその他の皆さん


「きゃあああ!嫌です!!」美人な黒猫なナジュナジュ(両性)の瞳から涙が零れる

ナジュナジュをがっちり抱きしめて走り去るのは‥

気持ち悪い筋肉な足と手を持った巨大金魚 頬を赤くして本当に嬉しそう


「ナジュナジュううう」「にいたんに何するの!」こちらは妹のアシャアシャ

「ナジュナジュちゃああんん・にやあああんん」その他の皆さま


リアの魔法!

「す、水路の水 冷たき息吹を吹かせて 水の女王アルテイシア姫さま

水の女王 アジェンダ王の母エルテア様 その力の前に敵を捕らえて!」

魔法の呪文と共に小さな杖を振るリア


カチン!水が凍る しかし・・

「うっ」リア

「ちょとおおリアああ」「リアたん!」「‥あとで、お仕置き」師匠のアリステア

リア達の足元の氷も凍ってしまった!

全ての皆さんの足が足元の水、氷に囚われているのだった


「馬鹿ん リあああ 」空中にいた幼いアシャの小さな声の罵倒であった


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