飛べないボク
「夢が 言い訳を覆い尽くすくらいに 降り積もってくれれいいのに」
あの夜 そう言って ボクのとなりで ブランコをこいでいたキミ。
「言い訳が キミを 繋ぎ止めてくれたらいいのに」
悪いことを 思ったのは ボク。
今も キミは 遠くにいて、ボクの手は キミを つかめない。
夢が キミを 空へ さらっていったから。
飛べないボクは キミの 落とした羽根を 拾い集める。
きらきら光る その羽根を、ボクは いつだって ポケットに入れている。
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