第17話 にゃにゃうってんじゃろが!!


神田から指導を受けたダゲー式魔法術に関して、面白い感じになっている。

基本は、魔力と、対象物を理解すること、どうしたいか理解すること

これをウチラのいた世界にあったように物理的に考えていくこと。

のみ。


あとは、それをどれだけ簡略化できるか?で、消費魔力の多寡が決まる、と。


岩の分子の結合を力任せに引き剥がすのと、分子一つ一つを振動させ結果分離させるのと、では後者のほうが消費は少なく、よってエネルギーが多すぎての爆発も無く、岩は一瞬ですとんと落ちるように砂の山になった。

目的外爆発などは、エネルギーの無駄遣いの結果だ、とわかった。

それを、他のメンバーに教えていける。自分で気付いたことを教えれば、他のメンバーもできるようになることも多い。できない場合、理解が追いつかず、感覚がつかめていないから、だと。



ミケは精霊の仲間だという話だが、こちらの魔法は精霊の力を借りて行うものも少なくないという。

医療系や浄化系などが主にそうだと。


そこいらへんをミケに聞きたいものだと思っているのだが、

「なぁミケ、」

「にゃー」


「お前と会話できるようになる魔法とか無いの?」

「・・・・・・」


「あるのか、、道具つかうのであればその道具のところ、呪文や陣であれば書いてある本などのところに、案内してくれるか?」

「・・・・」


「え?無いの?ココには無い、つまりミケが案内できるところには無いってこと?」

「にゃにゃうー」


「違うのか?んじゃ、俺らが知っている魔法の使い方で?」

「にゃにゃうー」


「誰かがその魔法を知っているけど、ドッカ遠くにいるとか?」

「にゃにゃうってんじゃろが!!」

うをっ!!びっくらした!びっくりしたーーーー!!


しゃべれたの?

「この機能つかうの面倒くさいし、人間が知ると更にややこしくなるし、、まぁあなた達ならいいかなー、とタマと姫とさっき話し合った。」


をう、テレパシー機能か、、人間語も「機能」か、、、ミケ、マシンなの?妖精ってマシン系?

「んー、混乱していろいろあっちに走っているようだけど、そんなんじゃないよーかなー」

あ、やべ頭の中覗ける系だ、、、

あっちむいてとぼけているミケ



「おーいみんなー、こっちおいでー」

がやがや話しながらのんびり歩いてきた皆


「さて、これからのことは超重要機密です。ダゲー研究所神田所長なみに最重要気密です。漏れたらおれら終わります。さぁどうぞ我らがミケさんっ!!」


「みけは、ミケです。よろしく」 うにゃっ! ってネコかぶった!!

さっきの”じゃろうがぁああ!!”はどこよ!!(あとでじっくり話し合おう同志神山)頭の中にミケの声が直接する、、、よっくわかりました同志ミケ。

この瞬間から、俺はミケの手下になったのも同然であった。



で、結局


まぁ煮干しを買いに行くなら**印のなー、とか、その程度の脳への直接指示とか、だけで、

メインは、

ミケがまだ皆にバラしたくないことだが、いろいろしてみたいことなどを、神山といっしょにやる。ということ。


転移とかすげーなー、一瞬で王都w自分の魔力とか使わないんで楽チンもいいとこ♪

海にも行った。ピチピチいっている魚とりになーw

ぴちぴち跳ねる魚にそそられるネコ。弄んでかぶりついて食い終わるまでがひと工程。死んだ魚じゃ見向きしなくなっている。口を魚の汁だらけにして寄ってくるネコ。口をふいてやる。

でも、なんでネコの口って臭くないんだろう?犬の口ってくっさいよねぇ?

魚は好きなくせに、イカとかタコとかはダメなのなーネコ。クラーケンとかと闘えない?



山にでっかい鳥も取りに行った。メインの卵+鳥にく。ネコは卵持てにゃいの♪とか言われても、、あんたら3匹で人類の全ての魔法使いと戦って数秒で抹殺できるよね?

で、面倒は皆俺に来る。


「なんでミケちゃんはいつも神山(もう呼び捨てである)と一緒なのよ!!」沖田

「力仕事と汚れ仕事多いからなー」俺

「なんであんたが(あんた呼ばわり)が答えるのよ!」沖田

「人間の言葉話すのはつかれるにゃん、、」ミケ

「ご、ごめんねミケちゃん!!」沖田

豹変ぶり!!疲れるなー、、、まぁかわいいもんだけど、、、ミケより、、、(フッ)怖いよ!


「にゃので、普段のミケの世話係は神山に頼むにゃ。よいにゃ神山?」

「はいかしこまりました。」 ミケが偉い人っぽく言ったので合わせてみた。

??「わかったわ、、でも、今までのようにだっことかお風呂とか、私達といるよね?」沖田

「そこいらへんは変わらないにゃー」

ほっとする沖田と小田。おれもほっとしたわ。いやまじハブにされる状況入り口に立った感触でしたよ、、、(汗)

ミケが俺を見て一瞬ニタッと。わかったから脅さないでっつ!!!



すげーというかなんというか、、、

他の国に来ています。一瞬で来ています。

またたび買いに来ていますw


まぁ、俺の服装は特に浮いているってわけでもないのでいいけど。

身分証たるギルドのカード持っているし。

で、どこの国よ?

(2カ国に東にある国だ。この国の北部でとれるまたたびが一番良いのだよ♪)

よく知ってるもんだなぁ、、

(長く生きているからな)

そうか。

で、珍しくも美味しいものってないの?

(そんなの持って帰ってどう言い訳するのか?)

それもそうか、、俺だけ食うってのもいやだし、またたび買って早く帰ろうな。


とか言いつつ、日用品などでも俺らの土地と結構違うのな!面白くって見て回ったw

気付いたら日が傾いていた、、やっべ!!



気がついた時は後の祭り、、時差があり、うちの街はもう夜ですた。

「おせーよ、、」

おー、、みな晩飯食い終わってくつろいでいる、、、

俺だけ冷めためし、、(何言っている、我もだぞ?)あーそーかー、でもネコだし、、熱いもんもともとだめだろ?

(元はと言えばおまえらもっと見ていくとか駄々こねたからだ)

まーそーだけど、、おもしろかったんだもん、、

でもまた行こうなっ!

(またたびが無くなったらなー)

時差考えて行動しような?

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