第1201話 ほろほろと紡ぐ詞(ことは)や蓼の花



ややもすれば雑草として持て余され気味の蓼ですが、その花は意外なほど可憐です。


小粒の紅が点々と空を目ざしている……そんないじらしい形状はまさに詩そのもの。


言葉や言の葉ではなく詞(ことは)の讃辞こそこの花にふさわしいと感じています。




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