第980話 終着の鉄路の軋み山笑ふ




 山の入り口の終着駅には、何度降りてみても、どくとくの寂寥感が漂っています。


 ここから先は行き止まり、あとは徒歩かちで行きな……だれかに言われているみたい。


 そこに住む人たちにもなんとなしの哀愁を感じてしまう、それが旅愁でしょうか。

 

 

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