第934話 来年のこと語りをく挿木かな
来年のいまごろ、もしわたしがいなくなっていても、ちゃんと一本立ちするのよ。
挿木の成果は翌年待ちなので、ミニ紫陽花の挿枝にひそかに言い聞かせています。
いえ、だれにもそんなことを言ったりはしません、あくまで挿枝との内緒話です。
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