第856話 凍星の欠片を踏める夜道かな
ザクザク、ザクザク……そんな音が聴こえて来るような気がしませんか?
天から地まで凍らないものは何ひとつないような真冬の夜のブーツの音。
極寒だからこその星の冴えようで、天にいるのか地にいるのかも曖昧で。
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