第764話 気配消す笙の楽人良夜かな




 趣味で雅楽を演奏している知人に、秋の夜、お城の月見の宴に招待されました。


 小さな火鉢であぶりながら演奏するしょうという楽器の不思議さと可笑しみ……。


 ぼうっと照明に浮かんだ舞台は幻想的で、お殿さまかお姫さまになった気分に。


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