第673話 傘立てに傘ひとつあり梅雨の家



 コンパクトなわが家の玄関にも、一応、傘立てと呼ぶものを置いてあります。


 かれこれ10年選手でしょうか、放っておくと埃の棲み処になるので、箒で。


 たった1本の傘のために、これいる? と思いながら、水色の傘を立てます。


 

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