第624話 下町や若く貧しくレース編む



 むかし、若く清く(笑)貧しかったころ、レース編みに熱中した時期があります。


 モノクロ洋画の一場面みたいに過去の自分を客観視して、ふふと可笑しがったり。


 あれから何十年も経ちましたが、かぎ針を持つ右手の感触が生々しく蘇りました。


 

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