第561話 春浅し平家に哭きて隠れ月



 去年の暮れから読んで来た吉川英治著『新・平家物語』をようやく読了しました。


 なんでしょうか、この圧倒的な読後感と、時間が経っても薄まらない感動は……。


 何千冊という本を読んで来ましたが、この大長編に勝る傑作をほかに知りません。

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