第520話 家郷なき小禽ひとつ冬茜
夕暮れの真冬の空にただ1羽、家路を急ぐでもなさそうにゆっくり飛んでいる鳥。
せめて家族が待つねぐらがあったなら、寒さも孤独も慰められるだろうに……。
俳句の世界では擬人法は歓迎されないようですが、つい人の身に重ねてみました。
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