第486話 鳥ひとつ頭上を過ぎる枯野道


ひとり冬枯れの道を歩いていると、頭上を通過する鳥の存在が際立って見えます。


本体より影のほうが大きいような気がする鳥から、人間はどう見えるのかしら?


生き物と生き物がすれ違う瞬間の冬空は、痛いほどピンと張りつめていて……。

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