第464話 青空の熟柿に小鳥湧き立ちぬ



川沿いの民家に、枝がしなるほどびっしりと実を付けた柿の大木があります。


熟れごろと見え、散歩で通りかかると、わっとばかりに小鳥が飛び立ちました。


とうに90歳は越えていそうな老婦人の独り住まい、他人事ながら気になり……。

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