第398話 路地裏にはみ出す秋果小商ひ

 

 

 城下町の路地は複雑に入り組んでいて、おそらくは寺社を中心に据えて組まれたと思われる軒の低い家並みがぎっしりと詰まっており、蟻の入る隙もなさそう。(^_^;)


 方角を見失い、そんな路地のひとつに迷いこんだら、いまどき珍しい紺の前掛けの老ご主人が、野菜や果物を道路まではみ出させて、呑気そうに店番をしていました。

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