第391話 廃業の医家の看板白木槿
ぶらぶらと街を散策していると、ときどき空き家が目につきます。🏢
なかには「◇△医院」の看板がかかる古めかしい洋館もあり、かつては近所の患者でにぎわっていたと思われる、たいていは内科の開業医が、跡継ぎのない現在は、錆びた郵便受けにチラシがねじこまれ、荒れた庭に木槿の花が清らかに咲いています。
栄枯盛衰と言ってしまうにはあまりにもの寂しい風景に、ときどき出会います。❀
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます