第263話 花いばら筑波を詠める東歌

 

 

 

 カクヨムで万葉集の連載サイトを拝読するようになってから、散歩で見聞きする景や俳句を詠むときなど、ふっと古代人の心情に思いを馳せるようになりました。


 都を遠く離れた東歌あずまうたは万葉集巻14に収載されており、富士山と並び称される名山・筑波山に象徴される常陸国(茨城県)での見聞や心情が率直に詠まれていて、筑紫・壱岐・対馬(北九州)の防人歌さきもりのうたとともに興趣を誘われます。

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