愛彩に借りた「俺物語!!」を読み終わったので

学校に持っていくことに。

死ぬほど重い上に、通勤通学ラッシュだから

もみくちゃにされるわ、迷惑そうな目で

見られるわでもう地獄。

今年1番の地獄。

ちなみに2番目の地獄は、

親戚が集まる法事でお座敷でご飯を食べていた時、隣に座っていたいとこのお父さんが

何故か外して横に置いていたベルトの

バックルを踏んづけた時。

まきびしを踏んだのかと思った。

ほんとに、戦国時代にタイムスリップしたかと思うぐらい痛かった。

でも今回は、それを上回る地獄。

やっとの事で、教室にたどり着き、

愛彩に渡した。

「え！重かったでしょ！」

「がちで重かった！」

「大変やったね！笑」

愛彩が私を称える中、真希が一言。

「分けて持ってこればよかったんじゃ？」

もう遅い。

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