7月9日「1億円の声」

昨日の夜こんなLINEがミモリンから届いた。


「明日、うちの会社でオーディションがありますの!見学に来ません!?」


え?待って、ミモリンの家って金持ちとは思ってたけどまさか芸能事務所とは思ってなかった。


書いたらキリがないほど有名な人ばっかだった。

そして、オーディションが始まった。

ミモリンが面接官を担当したのは歌手・女優グループ。

なんの冗談からか、ミモリンのお父さんが

「君たちも審査してくれたまえ(笑)」と言ったから、私と真希、そしてミモリンの3人で審査した。


ミモリンの目付きが変わり、本気なんだな。

ということを感じた。

本当に素晴らしいオーディションだった。

ただ、ひとり、印象に残ったのは


「はい!冴島義陽!27歳!歌手志望です!

私は以前ウィーン少年合唱団のサブチームにいた事があります!ずっとオペラを歌っていてその経験を生かし前の職場では一億円の商談を結びました!私の口は一億円の価値があります!そこを注目してください!聞いてください!クリープハイプで「栞」!」




オペラ歌えや!!!!!!!

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