第15話 ゴーストタウン ゴーストライター

足と羽を這いつくばり 荒廃した地を蟻と蜂と花は生きる


風や突風、障害物をかわし、一見汚い塵を吸い込む


花はこのとおりしかっりと根をはっている


その通りをゴーストライターがデットウォーキングRANWAYしている


RANWAYの最先端で本を見せびらかし、プロンプターでスピーチする




「このスピーチはゴーストライターのBOKUが書いた原稿です」



ゴースト化した街にそれに耳を傾けるのは、もはや誰も居ない


朴とつとしたスピーチは永遠に続く

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