非日常的な日常系エッセイ~古代日本の呪術的世界~
坂崎文明
第1話 僕の幼馴染が霊能者だったことに、最近、気づいた
この前、8月半ばのことですが、夏祭りがあったんですね。
「お
同い年の幼馴染のSちゃんが「地踊り保存会」(地元の踊りを保存する会)に入っていて、僕も祭りに強制参加というか、祭りは好きなもので久しぶりに地元の「
懐かしい境内だったんですが、見知らぬ「長寿地蔵」という真新しい、若々しいおじぞうさんが山際の祠にいたりして、そのお地蔵さんが生きてるような、目玉が時々動くようなお地蔵さんなんですね。
幼馴染のSちゃんに呼び出された、最近、霊能者だということに気づいた幼馴染のHちゃんが、自分のおじいさんが病気の時にお参りに来たらしく、このお地蔵さんの目玉が動いたとか、「おじいさんは大丈夫だよ」という声を聴いたとか話し始めた。
幼馴染のHちゃんは一歳学年は下なんだけど、昨年から幼馴染会を開いていたら、誰かが事故死した池の近くを通ったら霊につかれて、そういう時はちょっと遠出をして、どこかに霊を置いてくるという話もでてきたりした。
Hちゃんは普通の主婦であって、別に霊能者を開業してる訳でもなく、ただ、僕の母親の話では、彼女のおばあちゃんは
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%B3%E3%81%AE%E8%99%AB
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蟲封じというのはこんな感じのものです。
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私が昔経験したことですが、
かんのむしを、追い出す方法としてあることをやっていました。
そのあることとは、手の平に墨でかんのむしと、ひらがなで5回ほど書いてしばらく待ちますと、その墨の中から白い物(ウジ虫)を小さくしたようなもの、が湧き出してきまして、そのまま蒸発したようにいなくなってしまいました。
あれはなんだったのでしょうね。
信じる信じないは、いいですけど。
私はいまでも信じています。
蟲封じの「蟲」について
http://okwave.jp/qa/q588295.html
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蟲封じというものが「マジックの手妻」のようなものだったのかどうかは?意見の分かれるところですが、民間療法の中に「
昔、超能力、霊能力があった人がその能力を失ってしまい、マジックのような仕掛けを考えたのか、そういう風に霊を「見える化」して、
プラシーボ効果を狙ったものであり、
僕は子供の頃から中学生まで、学研のミステリー雑誌「ムー」などを愛読してたので、そういう世界に興味はあるけど、霊能力は皆無の人間なので、そのあたりは推測するしかないですね。
ただ、そういうおばあちゃんの血を引いている幼馴染のHちゃんには、何かの能力があるのかな?と思ったりします。
あと、彼女は異常に記憶力が良くて、3歳ぐらいから今までのクラスメイトの顔とか、エピソードを全部記憶してるというか、生き字引のような女性だったりします。
記憶力が異常にいいとか、古事記を編纂する時に、口伝を全部記憶してたという
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稗田阿礼については、「古事記の編纂者の一人」ということ以外はほとんどわかっていない。同時代の『日本書紀』にもこの時代の事を記した『続日本紀』にも記載はない。『古事記』の序文によれば、天武天皇に舎人として仕えており、28歳のとき、記憶力の良さを見込まれて『帝紀』『旧辞』等の誦習を命ぜられたと記されている。元明天皇の代、詔により太安万侶が阿礼の誦する[1]ところを筆録し、『古事記』を編んだ。
時有舎人。姓稗田ヽ名阿礼ヽ年是二十八。為人聡明ヽ度目誦口ヽ払耳勒心。即ヽ勅語阿礼ヽ令誦習帝皇日継及先代旧辞。(『古事記』序)
訳:そのとき、一人の舎人がいた。姓は稗田、名は阿礼。年は28歳。聡明な人で、目に触れたものは即座に言葉にすることができ、耳に触れたものは心に留めて忘れることはない。すぐさま(天武)天皇は阿礼に「『帝皇日継』(ていおうのひつぎ。帝紀)と『先代旧辞』(せんだいのくじ。旧辞)を誦習せよ」と命じた。
異説[編集]
通常「舎人」といえば男性だが、江戸時代に「稗田阿礼は女性である」とする説が提起された。民俗学者の柳田國男、神話学者の西郷信綱らも同説を唱えた。その根拠として、稗田氏はアメノウズメを始祖とする猿女君と同族であり、猿女君は巫女や女孺として朝廷に仕える一族で、「アレ」は巫女の呼称である、ということがある。この説は長く定説とされたが、近年、梅原猛が、『古事記』の大胆で無遠慮な書き方や年齢などから、稗田阿礼は藤原不比等の別名ではないかとの説を唱えている。また、阿礼を中臣磐余の孫とする系図もある[2]。
稗田阿礼
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%97%E7%94%B0%E9%98%BF%E7%A4%BC
5.稗田阿礼はなぜ作られたか(アレが巫女さんと関連してたのは確からしい)
賀茂神社には、有名な御阿礼神事がある。神の依りつく人をアレヲトメ・アレヲトコというが、
賀茂祭の宣命の例文をみると、「阿礼乎止女阿礼乎止己」と書かれている。
この書き方は
同じようにミアレ木・ミアレ山も、神が降臨する木や山に主体をおく従来の解釈ではなく、主体は、「阿礼」にあると見るべきであろう。
「阿礼」は、神の降臨する呪物デアリ、アレオヲトメ・アレヲトコとは、神の降臨する人(巫)のことである。
「阿礼」は神の
(中略)
また「
この「アレヒメ」は、またの名「ハへイロネ」とあるが、「イロネ」は兄・姉の意である。
「ハヘ」は沖縄の「おもしろそうし」などに出てくる久米島の大巫女、「
『琉球文学発想論』の中で、嘉味田宗栄は、「
そして、この生成を意味する「ハヘ」は、「アレ」と同義と見る。
とすれば、とすれば、「アレヒメ」の亦名が「ハへイロネ」であることは当然である。「アレ」「ハヘ」は巫女を意味する用語であるが、単なる巫女ではなく、神妻・神母のイメージがある。
アレヒメは孝霊天皇の妃となって、ヤマトモモソ姫を生む。現人神の妻となり母となっている。
http://www.geocities.jp/yasuko8787/o-067.htm
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『通常「舎人」といえば男性だが、江戸時代に「稗田阿礼は女性である」とする説が提起された。民俗学者の柳田國男、神話学者の西郷信綱らも同説を唱えた。その根拠として、稗田氏はアメノウズメを始祖とする猿女君と同族であり、猿女君は巫女や女孺として朝廷に仕える一族で、「アレ」は巫女の呼称である、ということがある。』
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古事記にもよく登場する「隼人呪術」の中に貴人の女性が首に巻いてた「ヒレ」というものがあって、この「ヒレ」を振ることで、風を呼んだり、波を鎮める呪術があったりします。
隼人は中国江南の呉の国辺りから来た海人族なので、航海に必要な風や波を操る呪術を持っていたとされます。吉備(岡山県)の海部は隼人だといわれてるし。
話が逸れましたが、呪い師と呼ばれる人はかつては巫女さん、女儒、沖縄で言えばノロと呼ばれる霊能者の血を引く人々で、僕が子供の頃の昭和40年代には普通に存在していたと思われます。
蟲師というアニメがあるのですが、あの世界が僕の子供の頃には存在してたということになります。
岡山県には金光教(僕の祖母が信仰してたので馴染みがある)や黒住教のような民間宗教が発展してできた宗教もありますし、総社市には昭和の時代まで「
http://www.att7.jp/dictionary/seisinn/onnmyouji_3.html
高知県香美市の「いざなぎ流と大夫」 というものもいたりします。これについては阪大の教授の小松和彦氏がいろいろと一般書などで紹介してるので、かなり有名ですね。
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「いざなぎ流は、陰陽道の要素を含むが、中世の京都で発展した陰陽師の家元である土御門家や賀茂氏とは歴史的な関連性が確認されておらず、土佐国で独自発展した民間信仰である。伝承によれば、
祭儀は太夫と呼ばれる神職によって執り行われるが、太夫は家元制度や世襲でもなく、特定の教団組織もなく、男女の性別も問わない[1]。地域の中の適格者と認められた人物が膨大ないざなぎ流の祭文と祭礼の様式を伝承する[1]。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%96%E3%81%AA%E3%81%8E%E6%B5%81
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岡山県では有名な巨大な鳥居をもつ稲荷大社がある山は、弘法大師空海が本拠地(比叡山)の候補に挙げたという霊山でもあるし、修験道の遺跡や伝統が点々とあったりします。
といことで、話が全く纏まらなくなりなりましたが、吉備の国(岡山県)出身の漫画家、岸本斉史さんが「NARUTO疾風伝」のような話を創るのも必然かもしれないねということになります。そういう世界観を作り出す風土が身近にあるということです。
次回は「
温羅の妻・阿曽媛という方がいますが、この巫女さんの家系の阿曽媛の住んでいた阿曽の郷がこの近くにあるので、この方も巫女さんの家系であると思われます。
(あとがき)
僕がこういう作品を書いてしまうのは、こういう非日常的日常があるからですね。たぶん。ノンフィクションストーリーかも。
常世封じ道術士 風守カオル
http://ncode.syosetu.com/n2805cb/
うらじゃの夜~鬼ノ城戦記異聞~
http://ncode.syosetu.com/n0853cd/
2014/09/03 08:33 「小説家になろう」より
https://ncode.syosetu.com/n8874cg/1/
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