目覚め

Lugh

目覚め

目が覚めて、新しい朝がやってきた

無数の光が闇を焼き、色を塗り変えた

黒色は追いやられてどこへ行く?

代わりの色は何色だ


昇る 昇る 昇る

太陽が昇る

太陽の昇る道を光が指し示す


人々は叫びだした

素晴らしい朝がきた、と

いつからだろう

疑問を抱かなくなったのは

どこからが朝で

どこまでが夜なのか

どこからがぼくで

どこからがぼくじゃないのか


目覚めて、意識が溢れだす

ぼくがぼくの身体の

隅々にまでいきわたる


目覚めて、新しいぼくと出会う

きのうのぼくはどこにいる?

寝ていたぼくはどこにいる?

誰も教えてはくれない

知ってるやつなんか、いやしない


ぼくは一人で叫んでる

ここにいる ここにいる ここにいる


ぼくはまだ、まどろみのなかにいたい

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