第7-16話 休暇④お昼の風呂
2035/09/11 13:45 松の間内一番南側の露天風呂 香織・美空
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今度は
シャンプーなどは専用の物があるだろうからという事で最小限で抑えてもらっています、もちろん自分の分は持って来ています。
「さて入りますか、いつもみたいに
「ここで蕩けたらどこで沈んでるかわからないですからね、白湯ですし」とも突っ込みを入れます。
こんな真昼間から風呂に入っていいのだろうか? という自堕落な考えが一瞬頭をよぎりますが、これは護衛の一環と割り切りを持たせお風呂に入ることにします。
すでに美空さんは最後の一枚を脱ぎ終わり、
“ぼしゃん!”
といういい音を立てて、一番風呂に突撃したところでした。
あー、遅かったかとは思いましたが仕方がありません。
私は自分のペースで着替え終わり。
流石に突撃というのは発想がありません。
まずはいつも通り髪をから洗うのが私流です。
美しく長い銀髪を維持するというのは、かなりの苦労がいるのです。
2035/09/11 14:15 松の間内一番南側の露天風呂 香織・美空・紅葉
髪を洗い終わると
「
その答えももっともです。
「まぁ先に髪や体から洗ってはいったら?」と問う事にします。
「そのつもりだったんだがあたしも飛び込みたくなってきたぜ」といったので「美空さんと激突しますよ、美空さん一番乗りで飛び込んでいきましたから」といって牽制だけかけておきます。
実際に激突されても事ですので、治癒術が使えないわけではありませんが術を使っているところを見られるのがこの三人だけならいいのですがそういうわけにはいかないわけですしと思いました。
2035/09/11 14:20 松の間内一番南側の露天風呂 香織・全員
その予測は正しく、みんな露天風呂に入りに来ました。
私はすでに体も洗い終えて、髪にトリートメントを付けてなじませている際中でした。
その隣で紅葉さんが少々がさつに髪を手早く洗い、体を洗っているときでした。
残っていた他の四人、
2035/09/11 14:24 松の間内一番南側の露天風呂 香織・全員
私と紅葉さんがほぼ同時に洗い終わり、一緒に露天風呂につかりに行きました。
紅葉さんの赤髪が白湯に冴え映えます。
私の髪はまだトリートメントの残りをなじませている最中なので頭にはタオルが巻いてあります。
銀髪はわずか襟足に見える程度です。
紅葉さんは肌色が若干暗めの肌色でがっしりとした体躯をしている分だけ白湯に映え彫刻を見ているような感じを一瞬与えるのでした。
対する私は色が白く白湯に馴染んでしまうくらいの白さなわけであまり目立たないといった感じを利用して、美空さんを捜索しに奥のほうまで行きました。
2035/09/11 14:25 松の間内一番南側の露天風呂の奥 香織・美空
美空さんは昼の空を見上げて月と眩しい太陽を交互に見上げておられました。
「目を悪くしますよ」と後ろから声をかけました。
「みんなが入ってきましたよ、そろそろ体と髪を洗わないと時間無くなっちゃいますよ」と声を掛けました。
「そろそろですかね、一番風呂の
2035/09/11 14:30 松の間内一番南側の露天風呂 香織・全員(美空を除く)
私もみんなの方へ行くべく流れを
2035/09/11 14:30 松の間内一番南側の露天風呂 洗い場・美空
流石に皆慣れたもので手早く洗い、丁寧に洗うのは後とばかりにさっと洗うと湯船につかりに来ました。
その間隙を狙ったのは私でした、みんながゆっくりつかっている間に丁寧に洗い髪を綺麗にし、トリートメントを馴染ませるとタオルで巻き巻きし、髪をいったん終わらせると体を丁寧に洗うのでした。
2035/09/11 14:45 松の間内一番南側の露天風呂 香織・全員
美空さんも、もう一度今度はゆっくりとつかりに来ました。
頭のタオルはそのままです。
私も同様でした。
そのままガールズトークに花を咲かせます。
バイト先にはどんな男性がいるんですか? とかどんな仕事をなさってるんですかとか聞かれますがさすがにあの仕事内容は話せません。
デスクワークよといってごまかしておきます。
男性とはいってもラウさんは最初はゴロツキにしか見えなかったし、長良副長と組んで長いけれども相手がそもそも私を女としてみているかどうかとか思うわけで。
今回組んでいて倒れてしまった折神さんは誠実な人だけども魔物相手では頼りないところがあるしという事で、「職場の男はおじさんばっかりよ」といっておきます。
事実ですから仕方がありません。
他班と組むことがあれば出会いもあるのかもしれませんが今のところそういう話はありませんし。
同世代の男性は少ないわね、という話をしておきます。
特にそれ以上の追及はありませんでした。
第7-17話へ
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